しろしろしろ

あーーあーー

 

お前さ、 そうお前だよ。

お前もさ、いつか気づくと思うよ。

えーーとね、9年ぐらいすればかな。

 

殺したいほど憎んでる他人って存在が表れてお前を成長させてくれるから。

 

お前のその、バカみたいに無駄な優しい感情とか、膨大な自己顕示欲と、自己を顕示することの恥ずかしさとの矛盾を整理しないままなんとなくダル~い日々を送っていく事勿れ主義の感じとかを、まるっきり吹っ飛ばしてくれるから。

 

他人を嫌うってどういうことだろう?ってもっと自分の心に向き合うようになって、

考えるようになって、

嫌いなやつがいること、殺したいほど憎む他者がいるってことを自分自身が許せるようになるから。

 

そしたらいろいろと吹っ切れると思うよ。

 

 間をあけて日記を書くと、過去の日記を読み返して引くんだけど。9か月ほど前の日記がトップにあって引いたわ。

それより前に書いてたこともさ、シンゴジラを見て解放されたただとか、映画を見てこんな風に俺は慣れないって落ちて帰ったことだとか。吉良吉影みたいに何にも関わらず生活したいことだとか、全部怒りとか憎しみから顔を背けて生活してた頃の名残だよ。

あ、お前はまだ書いてないんだっけ、これからのお前に起こることだよ。

 

アニメの仕事がなくなると、ただベッドに伏して恒常的な抑うつや無力感の感情と戦わないといけなかったこと。だからそれから逃げるために死ぬほど仕事を入れてたことだとか、それは別に成長したわけじゃない。同じ要素の表と裏面の違いに過ぎない。

日常的に誰かを呪い続けることって、疲れるし、お前はプライドが高いから、そんな自分を誰かに見られたら一大事。恥ずかしくて死にそうになってた。だから他人に憎しみを感じたらさっと離れて、自分に確かに起こったその感情を見ないふりをし続けてきた。

 

でも誰かを呪いながら、復讐のために生きるのって案外平気だよ。モチベーションになって明るく快活になったりもする。人間って凄いね。大体どんな環境にも慣れてしまえるもんで、そんなことを感じながら生活するのも悪くないって、余裕に思えるようになるから。

 

今のお前のその生活、悪くはないとは思うけど。でも一方でそれに何か引っかかりを感じてるんだろ?だったらそれを続けるのは不健康だと思うよ。

だいじょーぶだいじょーぶ、そしたらお前もっと上手くなれるし、楽になれるよ。

周りの世界の、見えてなかった部分がより鮮明に見えるようになると思うから。

 

 

と9年前の、〇〇〇ー〇やる前の自分に話した話。