不寛容な隣人
家のベランダでタバコを吸ってる時に、3軒隣の部屋のベランダに洗濯物が干してあるのを見つける。
風向きはもろ、そちらの部屋の方へ行っていて、これはやばいんじゃないかと思って座って徐に座る。
もしその後すぐに、その部屋の人がクレームをつけに僕の部屋を訪れたとして、自分は丁寧に謝り、洗濯物の心配をするだろう。これからは部屋の換気扇の下で吸うことを約束して、穏便に済ませようとするだろう。
けれど、これが普段の、仕事が終わった後の、誰ともあまり喋りたくない時だったとしたら、
なんか心がうまく動かずに、冷めた、けだるい対応をとるんだろうなと思った。そしてその瞬間のの3分ほどしか、僕とその人との絡みはないわけだから、その時の印象が隣人の印象として決定づけられるんだろうな。
そう考えて分かったことは、「うちの近くに厄介な人が住んでてさぁ〜」と、結論づけるのは容易いが、
その人の印象も、その人の一面しか知らずにつけたことになる。しかし状況的にその瞬間しか、その人のことを知るチャンスはない。
ということを気をつけようと思ったが、ネットの中ではこういうことが日常的に起こっていて、
結局あって話さないと何もわからないんだなあと思った次第。