衆目に晒される。

ゲームに参加して打席に立たないと絵はうまくならない、というか、

それだけでなく、それ以上に、絵師としての活動が前に進んでいかない。

だから、上手くいかなかったことが多くても、この方法はうまくいかなかったから駄目だった、と早急に結論付けてその道を閉ざすよりも、その道を突き進んで継続していかなければならない。

当然打席に立てばエラーや三振の数も増える。けれどもそれはまだ未熟だから打席に立つなということではなく、少ないながらもヒットや、たまのホームランを打つということが大事なんだ。その数をだんだん増やしていくことが大事なんだと思う。絵師としての活動を望んでいる衝動があるのだから、それを抑圧しながら生きていくことに耐えられないのだから、とりあえず打席には立て。たくさんゲームを重ねろ。絵を比較されて衆目にさらされて値踏みされるのは怖いけれど、その怖さは、失敗したということではない。何かしらの役には立っている。