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カフカの城を読み始めた。
人間社会に疲れ果てた時にはカフカの世界にいると心が休まる。
無理じゃん、管理とか。
管理とか環境づくりとか、元々俺そんなことするために入ったんじゃねえし
一番苦手なことだったんじゃないのか。
誰かに任せられないのかなとか思う。
自分に向いてないことは、向いてる誰かに任せたほうがいい。
そもそも絵なんて徹頭徹尾自分のために書くものだから。
こうしてるだけでどんどん時間が過ぎていき、また俺は何か損をしている気分になる。
立ちどまらなくていいのに、そうしなければいけない気がするという理由だけで、立ちどまってる気がする。
何かを考えるために休憩してるのではない。この忌々しい気分を落ち着かせるために休憩しているのだ。
正常になれば、頭なんて勝手に働く。
防御力がゼロになる時、
そんな時、自分がされると不安になることは、他人に対してもできなくなる。
かくして俺は自由に振る舞えない。
この世界は辛いなあ
この世界は辛いなあ
この世界は辛いなあ
ひとしきり絶望感に浸りながら、
でもなんとかショートカットできないかと考えて、
絵を描く時の心情から逃れるのは難しいことに思い至り、
作画MADを見るとか、読んでない漫画を読むとか、刹那的な快楽でなんとか日々をつないで行けないかという結論になる。
ぜんぶ自分の世界の問題だから、、自分で上手い絵がかけると思えるようになれば何とかなる問題です。