非モテとか言って結構スペック高いと思うよ星野源

新年早々、TVを着けたら逃げ恥の全話放送をやっていたので作業をしながら最終回まで見てしまう。家族が吉本を見に言ってしまったので、静かになった家で石油ストーブで暖まりながら、猫と二人でだらだらとloを切る。

 

 

 逃げ恥って、いかにも草食系になった現代の男の子や恋愛に奥手なちょいオタらを取り込んで、恋の素晴らしさ美味しさをとうとうと説いてはいるように見えるが、ああいう風に上手く進めるためには実はとっても高度なリテラシーが要求されているような気がしてならない。

 

まあ、あの二人が結婚するか否かで最終的にかかる年収を試算して出したりとか、ボランティアの集まりに対し労働時間の対価を要求したりとか、いろいろ面倒臭いやつだってのはそもそもあるんだけどさあ

 

ドラマで話題になってる愛情搾取や家事分担や、トレンディな問題意識を真正面からしかもエンターテイメントでやってのけて、そこはすごく興味深く見ていたんだけど、そういうスタートラインにすら立てない、公的な意識を持つことができない、本当に「どうしようもない奴ら」っていうのは存在するような気がするんだよなあ

それをそういう人たちにも向けてマイルドに「君も恋愛できるよ」って語るのは、いかにもうまい話で騙しているような気がしてモヤモヤ

 

 でも「君の名は」も見て、キャッチーな演出って大事なんだなって思ったよ。ガッキーがさあ、急に妄想入って、可愛すぎる件について〜っとか何とか叫び出した(雑なアニメで!)ときは本当にどうしようかと思ったもん。でもそっちの方が、圧倒的なインパクトが。覚えるし、面白くても、寒くてもどのみちゲラゲラ笑えるし。あくまで「適切な」分量で。

 

やっぱり君の名はすごい、こちらも見ただけで綺麗❗️とわかる「分かりやすさ」綺麗綺麗本当に綺麗、三葉をぶっ殺しに来るはずの彗星を見て死にそうなくらいに感動する。沖浦パートの手足の曲がり具合ほんと好き。ソフトでコマ送りしながら、じっくり見たい。

しかし、どこまでがセルかもうわからんね

撮影会社は何処なんだろう、短縮スタッフロールで分からなかった。

 

 やっぱり恋愛映画は好きなんだなあ
それと同じくらい恋愛「できなさ」(まあ、恋愛に限らず何かを達成「できなさ」)をかいた映画も好きなんだなあとか思う