世界が狭くなる

昔一度だけ読んだ『人狼日誌』を、はるか昔の、Windows95の時代のIGのHPを見つけて読んだ。

現行HPでは(コンプライアンスの問題からか)削除されてしまっているからね。

堀川さんの、レジェンド原画マンたちの間を飄々と原画を回収して回る様を見て、あんな風に文章を書きたいものだ、と思った。どれだけ追い詰められた状況でも、とりあえずユーモアは残したいね。

状況は好転しなくても、好転する確率は随分変わる。

 

残っていた動画作業を片付けて、夕方くらいから時間が空いたのでずっと絵を描いていた。

罪悪感がすごい。

どうやら僕は、あの席に座りながら仕事をしないということが許せないのだろう。

周囲は淡々と筆を動かして、その音に心が押しつぶされて行く。

これではいけない、こんなメンタル弱くって

あの原画ブースというジャングルに放り出されても、何もやっていけないぞ

自分の意志をしっかりと持つんだ

 

と、思いながらも、自分の絵を描いてすっかりナイーブになってしまった僕の心は、また安易な快楽を欲しがってしまう。

 

他者との会話が信じられなくなる。世界が狭くなる。どこにも居場所がないように感じる。

 

検分検分、自らの心の。

まずは行動と思考のペースを、感情のペースにまで落としてみようか。

その上で、なるべくダメージを受けないよう振る舞おう。

 

 

1時間ほど鳥貴族で飲んで出た結論

 

「誰にも関わりたくないというやり方で、世間と関わろう」

一見矛盾しているように見えるけど、真理をついている、と

酔った頭でほくそ笑む。