コミケ童貞早く捨てたい

久しぶりに日記を書く、何日ぶりだ。

とりたてて何も起こらないし、起こったとしても頭の中だけで解決できてしまう毎日。

最近、人と相談し協力し合うことができるようになり、自分の頭の中だけで考えた出来事がいかに一面的で狭量な世界なのかということが(他人という壁にぶち当てて帰ってくる反応を見て)わかるようになった。

 

しかし前から感じていた外の境に存在する矛盾は相変わらずそのままの形で残っていて、むしろ時間が経って濃縮され、よりタチが悪くなったような気がする。

 

LOを描いて監督に見せている。

そんなに自分の仕事が大変なのなら勝手に俺は好きなようにやらせてもらいますよ〜って感じ。

頭の中で頭の中で。色々と理屈をこねくり回し、大局的に見ると実に良い方は進んでいくような気がする。

 

一つ起きていた問題が、なんとか片付いたような気がする。

誰が悪いんだろう?

 夢のような大きな、あまりに生活のレヴェルと乖離したお題目を掲げる体制側の人間だろうか

そうに違いない。

 

なぜ僕はLOを描いて見せてるのに動画の仕事をこんなにたくさん取っているのだろう。

目の前の仕事もちゃんとやると自分で決めたからだし、全て後輩に任せるより多少自分が介入した方がスピーディに回せるような気がするからだし、無能になりたくないからだし、つまるところ、ものが回ってこない動画検査の仕事をしながら、有り余った時間でずっと落書きをしているとだんだん気が滅入ってきて、後輩へのアドヴァイスに自信が持てなくなってしまうからだ。ひいてはそれは自分の今いる足元をおろそかにすることで、自身の喪失へと繋がるからだ。

 

現場をうまく回すにはどうすればいいかということばかりを考えている。自分より上のセクションに対しても。その上で、自分の役職が上がって、もっと自由に振る舞えるようになった時に、どのように振る舞えば正しい(周りの環境と自分の欲望に照らして最大利益をもたらせる)のかを頭の中で試行している。

 

こんなことばかり考えていては、肝心の絵を描く時間が取れないぞ、と思いながらも、心のもう反対側は、自分だけが絵が上手くなっても意味がないのだ、所詮俺にフリーなんて肉食系の人々が集うハードなサバンナは性に合ってないのだから、よいアニメはみんなで作るもんです、◯◯さんもそう言ってたデショ?と、逸る心を説き伏せるのに忙しい。

 

しかしまずは自分のことを考えねばならないのではないのか?

なぜそんなに他人や周囲が孤立して上手くいってないところに介入して、手助けをしてやる必要がある?

なぜそんな面倒なことを俺はしたがっているのだろうか?

 

誰かがまた体調不良で休む旨ののメールを送る。それが毎日続く。いちど同じ話数でかち合った人ならば尚更、なんだか死にたいような辛い気分になる。こんだけたくさんの仕事を営業してくる◯◯や◯◯◯や◯◯に対して暴言を吐きたくなる。なぁ〜にがアニメ産業は2兆円規模だ?俺らの生活の延長線上に、そんな数字は全く影響を落とさない。せいぜいが右上の棚に積まれていくカット袋の数が増えていくのと、

人もいないのに強硬策で作った結果の上がりの酷さに落胆することが多くなるだけだ。

 

おれはただ単に絵を描きたかっただけなのだ。

どうしようもない自意識を持て余していたから、この多様な社会のあり方の中で、ここでならそのどうしようもなさを抑圧せず、お金までもらえるからやってきただけなのだ。経営とか動画マンのマネジメント なんぞ予定には入っていない。上長はハイパー人間だけが集う会議で覚えた意味がうまく頭に入ってこない横文字言葉や経営概念をかたり、黙々と単純作業に勤しむ後輩たちは疲弊した頭ではそれを理解できない。

 

 いや待てよ、何も片付いていないぞ?

問題だらけじゃないか?

 

たつき監督の降板騒動とか、ワンパンマンの製作がJCに変わっただとか、され竜の穴埋めに中ニ病が入るだとか、

なんかそんな感じの変さは確実におれ個人へと近づいてきている。

 

明日は遅めに入ろう。

昨日残っちゃったし

LOかこ。

 

魂を売らないように気をつけよう。

 

 

あと、話は変わるんだけど、

コミケ童貞早く捨てたい。