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「メメント」を見た。

メメント」あのクリストファーノーラン監督作。

ユージュアルサスペクツを見て以来、こういう類の映画は自分に合わないことがよくわかっている。脚本と構成がものをいう映画、衝動とか、迫力とか、感情的なものの入る余地のない映画。

途中でちょっと前のシーンの細かいことが気になりだして、わからくなって、めんどくさくって投げ出したくなるのだ。

たぶんこういう映画は、見終わった後にそのまま続けて2回目を見る必要があるのだろう。何度も見ることで、ようやく理解できる面白さも確かにあるのだろう。

しかしわかっていながらそうしない。「時間がない」を言い訳に。もうこんな時間だ、と画面の外に目をそらし、絵を描かなきゃと焦ってしまう。

何か俺がそれなりのことを達成して、じぶんの表現したいものが自分でよくわかり、それをするための手段もコントロールできるようになった頃、

もう少しだけ、自分の衝動を自分で鎮めることができるようになった頃に、沢山研究しようと思った。

いろんな場所から物語が始まっているからよくわからん、最初のシーンはどこに繋がってるんだ?時系列的に並べ直した時に、登場人物の感情はちゃんと自然なものになって、感情移入できるようになるのか?頭の中で、筋を綺麗に一つにまとめたい...

 

 しかし、こういうものが好きな人もいるんだろうなあと思うのもまた事実。そういった面白さも、確かにある。

 別にノーランは面白い映画たくさん撮ってるし、好きな監督だよ。インセプションは家族で見に行って、複雑な構成と映像の複雑さが妙にマッチしてて楽しめたし、バットマン三部作だってテーマがとても面白いと思った。インターステラーは過剰に構成されて狂ったような密度の話になってるけど最後はちゃんと娘の愛ってテーマで落ちついて、その過剰な構成がむしろ狂気的なまでの愛っていうエモーショナルなものに感じてとてもよかった。(セブンイレブンで980円で売ってたし)

 

 探偵小説でも読んで見たいなと思う。ホームズから始めてみようかな。時代の文化や風俗は好きだけれど、そこに物語がないと話は成立しない。ミステリーだったら昔から読んでるから、あの文脈で、俺の頭の中でなんらかの話を構成したい、という欲望。

困ったら舞城王太郎みたいなトンデモミステリにでもしちゃえば良いんだよな。ディスコ探偵みたいなさ。

 

とりあえず、設定集のためだけに買った大逆転裁判を、裁判の途中で放置して、筋がわからなくなってるのとかはマズイと思うわけよ。