comitia119に行った話
仕事もひと段落したので、土日は休んでcomitia119に行ってきた。
前回と前々回は自分も出店したのだが、今回は仕事がクソ忙しくって出せなかった。
14時ごろにふらっと寄って、ぶらぶらと中を見て回った。コミティアはいい。会場はコミケほど広くはないし、昼過ぎから来ても全然買えるし、なにより出して良い本がオリジナルのみだ。
1時間半ほど見て回って、何冊か本を買って会場を後にしてから、妙に体が元気で、生命力に満ちていることに気づく。
創作そのものに対する愛が溢れているから、あの中の一員になりたいと思う。
それでも家に帰って、こもれびノート(買うリストには入ってないのに、なぜか終わってみるといつも買ってしまっている)のカップルのやりとりとか見てて、でも現実はこんなに幸せばっかじゃないよなとかツッコミながらそれでもなんか笑ってしまう。
そうやって笑いながら、なんだか俺が絵を描く時はいつもすげー罪悪感みたいなのを感じているよなとか思う。
悩んでいるからだ、色々と。
主に普段の生活とか、人との関係とかで。
絵そのもののことなんかで悩んだことなぞあまりないように思う。
自分のエゴを、優先させてしまうことで併発してしまう、他者への不義理や裏切りに耐えられない。
何てことをいつも考えて、しかしまたそれこそが、どうしようもなくくだらないことのように思えてしまう。
会場にいた短い時間や、家に帰って、湯船にたっぷりと湯を張って、熱い風呂に浸かりながら呆としている時間、その種の迷いから自由になれた気がした。
少しだけではあるが。
様々なことが変化している。
変化するために切り離した部分を、惜しむ間もなく流されていく気がする。
しかしその果てにたどりついた場所が、どれほど昔望んだものとかけ離れていようと、その瞬間々々の自分が望んだ最善の結果であることは間違いが無い。
まあどうせそんなときになっても俺はいつもの様に、あたかも望んでたものを全て網羅できているかの様に理屈で丸め込むのだから。
最後にはみんな笑っていればいいなと思った。
創作を愛し愛される全ての人々が、その感性のままに、その様になればいいと思った。
現実はそんなことばかりじゃ無いけどさ。