迎春、ますますご健勝のことと思われますが、こちらは相も変わらずとても憂鬱な毎日で御座いまして

ようやく様々なことがうまく進むようになってきたような気がする。

 

しかし、前にも書いたが、最近になって自分の欲望の深さに驚かされる。

それまでコントロールできていたと思い込んでいたのは、自分を出すことを抑制していたからで、コミュニケイシヨンのために自分を少しずつ出せるようになってからと言うもの、喪失のコントロォルはうまくなったと思うが、それまで見せていけないと思っていた欲望の深さも一緒になって少しずつ露呈していく。

自室に一人でいるときに切り替えていたスイッチがバカになり、少しつづ緩んできているようで一人で慄く。しかしそういう自分は誰にも見せない。とても個人的な問題だからだ。

やはり自分というのは不可思議なもので理解しがたい。自分がそうなんだから他人からすれば一層そうだろう。そんなんだからうまくいかなかったんだよ今まで。

そして今日もまた創作物から鏡のように現実を映し出して読み取ろうとする日々。

 

サンデーで新連載が始まった。舞妓さんちのまかないさん。生活を大事にしていてとても気持ちがいい。こういうの描くのやっぱ女性はうまいよなあ。今でもあるのか?舞妓って。

きっと生で見たらまた勝手に一人で狂喜するんだろうなあ。そしてそういう自分を引いた目で外側から見て、正負の感情の綱引きになってストレスが溜まるんだろうなあ。

まで考えた。しかし、それは漫画の面白さとは関係がない。

女性の描く漫画で人間関係がぱっと見わかりづらいのは俺だけ?その人とこの人の関係性とかもっとスルッと入ってくるもんなんだろうか。昔はもっとひどかったけれど。最近は少しマシになったけど。

「いとこ」と「はとこ」が直感的にわかるようになっただけで大進歩だ。

 

最近の双亡亭壊すべし、のソラリストップをねらえ感。最近ソラリスの文庫版を読み終えて確信を強めた。+ドリルでガイナ系?

からくりサーカス以降の物語の大胆な飛躍は藤田和日郎漫画にとってマイナスになってんじゃないだろか?と思いつつ.....

ハードに物語を紡いでた藤田和日郎漫画がまた読みたい。ゴースト&レディみたいに。

いや、でもこれって少年向けなんだけどさ、と悶々としながら読んでいる。

 

RYOKOはマジで頑張ってくれ。お前はそのまま走り続けてくれ。

 

 

傷物語冷血編も見た。これで幸せになれると思ってしたことが実は全くの見当違いで反対側の結果になり、阿良々木は最後まで何も決断できない人間のまま終わる。成長神話のアンチテーゼとして強烈に魅力的な話でとても満足した。君の名聲片隅に加えての3部構成できっと売れないだろうけど、売れない感じってのもなんか良い。こういう話は決してメジャーになってはいけないからだ。隅の方で隠れてこそっと見るのでちょうどいい。超名作だった。

 

 

そんな感じの毎日。2017年はもっと自分のことを気にかけよう。

社交界の訓練は切り上げる。もう終わった。次に進む。

 

 

 

ハードボイルドな小説を読んで、ハードボイルドな映画を観ようと考える昨今です。