カフカ的世界観

最近日記を書くことをサボって居た。

別にサボったというわけじゃないが、1日であまり人は成長しない。

新しい経験はたくさんあるけれど、そこで初めて自分の中に生まれる今までになかった考え方や価値観の萌芽は、ひと月ほどの冷却期間を経て昔の価値観とゆっくり混ざり合い、新しい自分の考えを形作るわけです。

 

最近になってよく思うのは、人の欲望は果てしないということ。

そして余暇を過ごすのに人は、この資本主義的世界観に身を置く以上は多かれ少なかれ自分の欲望を満たす行為に費やすこと。

そして、仕事という不可思議な存在について。そこから派生して、アイドルって何だ?ということ。

一見してとりとめないテーマ群のように思うが、なんだか抽象的なイメージとしてこれらはつながっているような気がする。

 

知人にアイドルの映画を勧められた。別に「嫌い」ってわけじゃない。ただ何だかアイドルは「嫌だ」って感じ。アイドルの人気投票システムというのが、快不快をモラルの判断として使っている感じがして嫌なんだ。何だか感受性が退化して、動物に戻ったよう。

「何もない普通の女の子」を、「擬似的にあつらえた資本主義的システム」の中に放り込むと、アラ不思議、需要と供給が成立して、そこに「仕事」が生まれるわけです。

巨大な実験場なんではないか?とも。コミュニケーションがとくいな女性を、超高度なコミュニケーション力が求められる「アイドル」という場所に囲い込み、そこで戦わせる。生き残ったものがこれからの社会を牽引していくのに最も必要な力を持っているわけです。その篩として機能しているのではないかしら。

 

何だかとても斜に構えた考え方だね。しかしそう考えないとやってられない。

少なくとも推しメンを応援して育ててあげよう!なんて気分にはならんのだから。

 

そしてこれも仕事として成立するならば、仕事って一体なんだろう?少なくとも僕が今まで考えて居たようなものではないらしい。

 

そして、仕事をするためには個人の欲望を押さえつけ、コントロールしなければならないそうしないとうまく現場が回らない。

 

それはコミュニケーションに必須のスキルでもあって、要するに何だか他の人の...