前略、インターネットというもの。

 いろいろあって、ブログを始めました。

 一人で書いて、一人で終わるつもりです。もともとそれが一番心地よいし、気分が休まる。

 よくわからない、納得できないことが多すぎます。元々それを、なんとかやりくりして日常生活を送っています。その出来はまずまずで、どうにか作り上げたそれは自分でもなかなか気に入っています。だけれど元来自分という人間の本質はそういう部分だけではできていないはずで、こっちの部分を見ないふりをしたまま過ごしてしまうと、いつかどこかでネジが外れてしまいそうになるという気がするので、普通に生きるために、夜に歯を磨き布団に入るように、余暇には映画を見に劇場に通うように、どうやら私には生まれつき、孤独を見つめ直す作業、というのが必要なようです。かつてそれは万年筆で日記帳に記述されるものであったり、アルコールを片手に暖炉の火を見つめながら、頭の中で行うものであったり、まだ見ぬ未知の世界に思いを馳せたりすることで昇華されていったものでしたが、現代はブログで発散という便利な文明の利器があります。キーボードをリズムよくタイプすることは作業や音の単調さから見てもなかなか心地よいもので、なによりペンよりも素早く書き出せる。私はどうやら(普段はそんな顔ひとつしないのですが)頭の中にあるものを、一寸でも早くどうにかして外へと放り出したいのです。日がな一日、苛々し通しなのは疲れるでしょう。しかしただ虚ろに発散作業に勤しむばかりなのもどうかと思いますがね、なるだけ頭の中に残しておいたほうが、あとあと熟考され熟成されたその考えは生きる上での役に立ちそうな気がしないでもない。しかし僕はまだ若いのです。あまり生きた経験のない人間の、何かを成したいという突発的な衝動は、それほど悪いことでしょうか?とにかく、わからないことが多すぎるので、保留にしたいことだらけ。何か特別なことを書くつもりはありません。このブログはただの備忘録なのです。

なんせ一人でいると自家中毒になってしまって困るからね。